毎日のバスタイム。ただ体を清潔にするだけではもったいないですね。いつものお風呂に入れるだけで、美肌とダイエットにぴったりなバスソルトは、お風呂好きの間ではもはや常識になってきています。そんな簡単、手間なし、経済的で美人になれるバスソルトの魅力をご紹介します。

バスソルトってどんなもの？

バスソルトとは、入浴剤として使う天然塩のことです。ドイツなどでは塩をお風呂に入れる習慣があり、それにラベンダーやカモミールなどのハーブを加えてバスソルトが誕生しました。またバスソルトはお風呂に入れるだけでなく、体に直接すり込んでスクラブ剤のように使うこともできます。エステサロンのダイエットコースなどでは、ソルトマッサージは１回１万円前後するところもあります。

バスソルトの効能は？

天然塩には保湿効果があります。肌の表面に膜を作って水分の蒸発を防いでくれます。バスソルトで入浴すると、お風呂上りもしばらくの間、全身にラップを巻いているような状態になるので、肌が潤ってつるつるになります。

天然塩には吸着効果があり、毛穴の老廃物を取り除いてくれるといわれています。毛穴が黒く詰まっている方には最適です。老廃物がなくなると、皮脂が分泌されて理想的な保護膜を作り、肌がしっとりと潤ってきます。

汗をかいても体を温かい状態に保つという好循環が期待できます。サウナに入ったように、短時間の入浴でも、ダイエット効果が期待できます。

バスソルトの選び方

もちろん100％天然

ヒマラヤ山脈から採掘された溶岩塩です。精製などの処理も行っていませんので、元々含まれるミネラル分がそのまま。太古の昔、生命は海から始まりました。その海の恵みを存分に実感することができます。

お肌への刺激や安全性は？

もともと海水などに含まれる天然塩ですので、とても安全なものです。ドイツなどではヒマラヤ岩塩の洞窟で子どもたちの授業を行ったり、天然塩の砂場で遊ばせたりしてセラピーを行っているそうです。岩塩を削った洞窟が病院にもなっています。ただし、海に入ると肌がぴりぴりするような敏感肌の方は、濃度の薄いものから徐々に慣らすなど、注意が必要です。

バスタブが傷みませんか？

24時間風呂、自動循環風呂、ホーロー製、大理石、木製などの浴槽は錆びたり傷んだりする場合がありますのでご使用にならないほうが無難です。いずれも使用後は必ず丁寧に洗い流し、お湯がたまったまま長時間おいておくことがないようにしましょう。使用後は必ずお湯を抜いて、シャワーでさーっと洗い流すそうです。バスソルト関係なく、そのほうが浴室内のカビ対策にもいいですね。

サビない「塩」

バスソルトを使ってみたいけれどバスタブがサビるのが心配という方が意外と多いようです。そこで「クギ」を使って実験してみたところ、非常に興味深い結果がでました。精製水、食塩、バスソルトの３%水溶液を作り、そこにクギを入れて１週間。さて、「クギ」はどうなったでしょうか？

サビてしまったのは、“精製水”、“食塩”、“ホワイトソルト・ヒマラヤン”の３点で、それ以外の“ピンクソルト・ヒマラヤン”、“ローズソルト・ヒマラヤン”、“ブラックソルト・ヒマラヤン”、“デッドシーソルト”、“エプソムソルト”についてはサビませんでした。一般的に「塩水＝サビる」と思うのですが、これらの塩はなぜサビなかったのでしょうか？

それは「還元力」のためです。「酸化」と「還元」は反対の意味になります。簡単にいうと酸化したものを戻すのが「還元」。その「還元力」をもったソルトはクギがサビなかったということになります。

この「還元力」、正式には「酸化還元電位」といいます。水中の酸化還元状態を表す数値のことで、マイナスになるほど「還元力」が高くなります。ヒマラヤ岩塩を水に溶かすと、酸化還元電位が低くなるため還元する力が強くなり、物質がサビにくくなります。

それならば、お肌にも同じことが言えるのでは？

バスソルトはサビを取るというものではありませんが、とはいえ実験結果を見ると、クギが実験前よりもぴかぴかになっていることが分かります。「還元力」を持った塩水につけることで、サビが水中に溶け出した可能性があります。皮脂はオレイン酸を主成分としています。この皮脂が酸化することにより、お肌のブツブツや角化異常（皮膚の表面がでこぼこになったり毛穴が目立つ）を起こすことがわかっています。これがバスソルトで「還元」されたら、お肌のブツブツや角化異常にはおすすめなケアになるのではないかと思います。

（↑マンデイムーンより引用↑）

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